辛たぬきうどんの思い出

基本的に辛いものが好きなんですが、鼻炎持ちのせいか食べると鼻水が出て止まらなくなります。

 

家でならそれも良いのですが、困るのは外で食事をした時です。

 

昔、札幌に住んでいた頃、当時あった長崎屋の地下に立ち食いそばのお店があったんです。

 

多分半年くらいしかやっていなかったと思うんですが、そこにあった辛たぬきうどんが安くて美味しかったのでよく食べていたんです。

 

ただ、自分的には結構なレベルの辛さだったんです。

 

当然、鼻水と格闘しながら毎回スープまで飲み干して帰っていたので、ある時店のおじさんが「辛味噌をもう少し足してあげようか?」と言ってきたんです。

 

辛い物好きの私としてはプライドにかけて断るわけにはいきません。

 

そして辛味噌増量のうどんを食べて、一瞬で顔中の毛穴から汗を吹き出しそうになってしまいました。

 

鼻水どころか涙さえ浮かべながら必死にうどんと戦い、何とかスープまで完食。

 

しかし、完食後の私の表情は涙と鼻水でぐちゃぐちゃで、おそらく敗者そのものだったのではないかと思います。

 

人間、無理はするものではないと思い知らされました。

 

その後、程なくしてそのお店は閉まっていました。

 

今でも無性にあの辛いうどんが食べたくなってしまうことがありますが、どんな辛味噌を使っていたのかわからなくて再現することができません。