味わうという極上の喜び

ここ10日間ほど、風邪を引いて鼻が詰まっていました。
咳もひどかったし、微熱もあったりと、散々だったわけで、健康である幸せをしみじみと感じていました。
そんな中、生まれてはじめて、味覚が全くきかないという事態に陥ったのです。
鼻が詰まっていると味がしないとよく言われます。
私も過去に、なんか曖昧になっているな……ということはあったけれど、今回、全くしない。
何を食べても、何も感じない。
かなり強い味付けの場合、舌がしびれる感覚で、これは味が濃いのだろうなと判断していました。
飲み物も炭酸かそうでないかは、口の中の弾ける感触で分かりますが、何を飲んでも同じ。
初めの頃は、味がしない感覚だ!料理に味付けするのをやめたら痩せるかもー!
と、呑気に構えていましたが、三日経っても治らないので、段々恐怖になってきました。
もしかしたら、私はこのまま一生味がしないのでは……?!
風邪で気が弱っているということもあって、思考はネガティブに。
しかも、味気のない食事は食欲をなくします。
朝にオレンジジュースを飲んで、味覚チェックをして、何も感じない時の落胆は、今までに味わったことのないものでした。
しかし。そろそろ体調もましになってきた頃、ようやく味覚が戻ってきました。
その感激ときたら筆舌しがたいです。

色々な食材の味わいこそが、食べる喜び、生きる幸せなのだと、強く感じました。
なんせ、今までなら普通としか思っていなかった自分で作る料理さえも美味しく感じるのです。
今までは毎日何気なく食べていましたが、これからは味わうという喜びを大切にしていきたいです。